快気祝い・お見舞い返しのしについて
快気祝い・入院お見舞いのお返し「のし」について
のし紙は、紅白結び切りのし「水引の本数は、5本・7本」どちらでもかまいません
お見舞いのお返しののし紙の表書き(のし上)
「快気祝?快気内祝?御見舞御礼?内祝?どれ?」
- 快気祝(かいきいわい)…全快した入院お見舞いのお返しに用いる
- 快気内祝(かいきうちいわい)…全快ではない、退院時にお見舞いのお返しに使用(4文字なので「快気之内祝」とすることもあります)
- 御見舞御礼(おみまいおんれい)・・・退院はしたものの、病気やケガが全快とまではいかない場合(通院や自宅療養が必要な場合や回復の見込みが今はないが一旦お礼はしておきたい場合)(入院中にお見舞いを頂いた方にお返しをします。)
- 全快祝(ぜんかいいわい)・・・全快したときにもちいる(のし上としては、あまり使わない)
- 退院内祝(たいいんうちいわい)・・・退院し全快まではしてないがお返しする場合・・・(内祝いですが、わかりやすく退院とつけます。あまり使わない)
- 他「内祝」(快気内祝と同じ意味)や「御礼」(文字通り、お見舞いのお礼)、直接のし紙に「お見舞いありがとうございました」も使う場合がございます。
※残念ながら回復せずに亡くなられた場合は、「御見舞御礼」(黒白のし)とし、お礼も兼ねてお返しします。
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「快気祝」の意味・いわれ
全快の報告御礼として用いることが多いようです。
「お見舞のお返し」
「快気内祝」の意味・いわれ
親しい人や身内の間で慶びを分ち合うという意味の「内祝い」。もともとは、おめでたいことがあると、一緒にお祝いしてもらうために宴席に招いたり、お赤飯や紅白のお餅などを配ることでした。本来はお返しというよりも、お祝い事の記念に配るものの表書きでした。(これが転じて現代ではお祝いやお見舞いのお返しにも「内祝」が用いられるようになっています。)従って、“お見舞を頂いたお返し”や“退院したが全快とは言えない時”に「快気内祝」を用いるのではなく、お見舞いを頂いたかどうかとは関係なく、病気や怪我が回復した場合にお祝いの品を親しい人に渡すときにもちいると考えれます。
お見舞いのお返しののし紙の表書き(のし下)
●本人の「苗字」または「氏名(フルネーム)」正式には本人フルネーム。
のし下には、「入院されていたご本人の名前」を記入します。
快気祝い「内のし」で返すか「外のし」で返すか?
「内のし」は、包装紙で包む前の品に直接のし紙を貼り、その上から包み、「外のし」は包装紙で包んだ後で、のし紙を貼ります。のし紙には誰からどういう名目で送られてきたのか書いてありますから、外のしは一目で、誰がどのようなお返しをしてくれたのかわかります。内のしは包装紙を開けてみないことには、それが何なのかわかりません。
どちらがどのような場面で使われるべきなのかは、はっきりと決まっていないので、渡すときの状況を考えて、便宜的に選べば良いでしょう。土地柄で言えば、「関東は外のし」、「関西は内のし」が多いと言われます。
例えば、たくさんのお祝いが同時に届く人に贈り物をする場合や、みんなの前で披露される可能性がある場合は、パッとみて誰からどのような名目で送られてきたのかわかりやすい「外のし」を選ぶと良いでしょう。
直に贈り物を渡すときは、のしが見える形で渡すのがマナーなので、外のしにします。関東以東に多い。逆に、宅配などで物を送る場合は、外のしにしても汚れますし、さらにその上から包むとなると過剰包装になるだけです。伝票が外に付いているので誰から来たのかわかるので、内のしにする方が良いでしょう。そのほか、内祝いなどであれば、控えめに見える内のしの方が好まれます。
本来贈答品は、のしを添えて、風呂敷に包んで持参するものです。時代の流れの中で、風呂敷が包装紙に変わったと考えれば、内のしが本来の姿に近いのかもしれません。宅配で送り届ける場合は、包装紙を風呂敷に見立てて内のしにし、持参する場合は、外のしにして、風呂敷か、あるいはそれに代わる袋を用意して、渡した後にさっと片付けられるようにしておくのが一番スマートかもしれません。
★お見舞いのお返しの品としては
病気が後に残らないように…という気持ちを込めて、あとに残らない品物を選びます。
入浴剤やタオルも「病を水に流す」という意味から、適しています。
溶けてなくなる…の意味から、砂糖・石鹸・お菓子類(焼き菓子・チョコレート)などが適しています。
ほかには食品では自然食品・昆布・かつおぶし・食用油・乳製品など「健康」をイメージする品が適しています。
商品券は、マナーNGの場合がございます。